読書録 (14)
2010年 04月 30日
垣根涼介著の「ワイルド・ソウル(上)・(下)」です。
「君たちに明日はない」、「借金取りの王子」に続いて読みましたが、垣根氏は「ワイルド・ソウル」が本来の作風であり、先の2作の方が異色作の位置づけのようですね。 前回にも説明したように、「ワイルド・ソウル」は2004年に大薮春彦賞、吉川英治文学新人賞、日本推理作家協会賞のトリプル受賞を果たしています。
1960年代のブラジル移民の実態、そしてその悲惨さが描かれています。 自らをこの悲惨な状況に追いやった日本の外務省の官僚そしてその協力者に復讐をするというのが、この本の筋です。 実は私の叔父がブラジルに移民しており、非常に苦労をしたとは聞いていたのですが、ここまでとは…。 この関連の書籍、読んでみたくなりましたので探してみましょう。
次は同じく垣根涼介著の「ヒートアイランド」です。
暴力団が運営する非法カジノから現金を強奪するグループ、その金を偶然奪ってしまう渋谷のストリートファイトを商売とするグループ(こちらが主人公)、そして現金を奪われた暴力団、そしてその暴力団の対抗組織が4つ巴となります。 結末で暴力団達が大変なことになってしまうのですが、まあ自業自得ではあります。 続編が出来そうな結末(もう出来ているのかな?)であり、将来が楽しみです。
太田和彦著 「自選 ニッポン居酒屋放浪記」です。
太田氏の著書は、「完本・居酒屋大全」を読んだだけでしたが、今回本屋でこの本が目に入ったので手にとってみました。 フムフム、これは面白そうだということで購入。 過去出版された3冊分の居酒屋紹介を自選しただけあって、面白い本に仕上がっています。 これを読んでいると、無性に居酒屋に行きたくなってしまいますね~。
吾妻博勝著 「回転寿司 「激安」のウラ」です。
回転寿司の裏側を描いたこの本、恐るべき内容が続々と出てきます。 わあっ~、これを読んだらそこら辺りにある回転寿司屋へ入れなくなっちゃいましたよ~。 高目のお値段を取る高級(?)回転寿司には書いてあるようなことは無いと思いますが、格安の回転寿司(府中で家内と入ったお店とか)ではありえますね・・・。
リック・ライリー著 「キャディは見た! ゴルフの道」
有名選手のキャディの話しかと思ったのですが違っていました…。 名前の知られたスポーツライターが、キャディの経験も無いのに、プロゴルファーのキャディをやってみるというとんでもない実話でした。 未経験でプロゴルファーのキャディをやるというのも凄いが、雇う方も凄いですね(笑)。
有名人ではかの富豪トランプ氏も出てきますが、著者がキャディをした数々の人たちから学ぶことが沢山あったが、トランプ氏から学んだものは未だにわからないという下りは笑えました。
読書録 2010年05月 (1) へ続きます。
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「君たちに明日はない」、「借金取りの王子」に続いて読みましたが、垣根氏は「ワイルド・ソウル」が本来の作風であり、先の2作の方が異色作の位置づけのようですね。 前回にも説明したように、「ワイルド・ソウル」は2004年に大薮春彦賞、吉川英治文学新人賞、日本推理作家協会賞のトリプル受賞を果たしています。
1960年代のブラジル移民の実態、そしてその悲惨さが描かれています。 自らをこの悲惨な状況に追いやった日本の外務省の官僚そしてその協力者に復讐をするというのが、この本の筋です。 実は私の叔父がブラジルに移民しており、非常に苦労をしたとは聞いていたのですが、ここまでとは…。 この関連の書籍、読んでみたくなりましたので探してみましょう。
次は同じく垣根涼介著の「ヒートアイランド」です。
暴力団が運営する非法カジノから現金を強奪するグループ、その金を偶然奪ってしまう渋谷のストリートファイトを商売とするグループ(こちらが主人公)、そして現金を奪われた暴力団、そしてその暴力団の対抗組織が4つ巴となります。 結末で暴力団達が大変なことになってしまうのですが、まあ自業自得ではあります。 続編が出来そうな結末(もう出来ているのかな?)であり、将来が楽しみです。
太田和彦著 「自選 ニッポン居酒屋放浪記」です。
太田氏の著書は、「完本・居酒屋大全」を読んだだけでしたが、今回本屋でこの本が目に入ったので手にとってみました。 フムフム、これは面白そうだということで購入。 過去出版された3冊分の居酒屋紹介を自選しただけあって、面白い本に仕上がっています。 これを読んでいると、無性に居酒屋に行きたくなってしまいますね~。
吾妻博勝著 「回転寿司 「激安」のウラ」です。
回転寿司の裏側を描いたこの本、恐るべき内容が続々と出てきます。 わあっ~、これを読んだらそこら辺りにある回転寿司屋へ入れなくなっちゃいましたよ~。 高目のお値段を取る高級(?)回転寿司には書いてあるようなことは無いと思いますが、格安の回転寿司(府中で家内と入ったお店とか)ではありえますね・・・。
リック・ライリー著 「キャディは見た! ゴルフの道」
有名選手のキャディの話しかと思ったのですが違っていました…。 名前の知られたスポーツライターが、キャディの経験も無いのに、プロゴルファーのキャディをやってみるというとんでもない実話でした。 未経験でプロゴルファーのキャディをやるというのも凄いが、雇う方も凄いですね(笑)。
有名人ではかの富豪トランプ氏も出てきますが、著者がキャディをした数々の人たちから学ぶことが沢山あったが、トランプ氏から学んだものは未だにわからないという下りは笑えました。
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by verdy_coco_leon
| 2010-04-30 09:40
| 読書録