読書録 2010年05月 (2)
2010年 05月 07日
池上永一著の「ぼくのキャノン」です。
この著者は1作だけ読んでいます。 それは「シャングリラ」。 凄い設定のSFでした。 その後、彼の著書は読んでいませんでしたが、このたび本屋で手にとったのがこの本です。
沖縄の村に祭られているもの、それは六十年前に帝国陸軍が設置した九六式カノン砲。 戦後、見事に復興を遂げたこの村を守るのは、巫女のマカトオバアを中心とした老人3人組。 しかしその村に破滅の危機が迫る。 それに対抗するのは老人達の孫3人組。 というわけですが、なぜ米国がお宝を沖縄経由でフィリッピンへ送らなければならなかったのだとか、対空能力の無い九六式カノン砲で米軍の輸送機を撃墜できるのだとか、突っ込みどころはあります。
ジョン・スコルジー著の「老人と宇宙」です。
この世界の人類は、地球とコロニーに2分されています。 そして地球に住む人類は、75歳の誕生日を迎えると、コロニー防衛軍に志願することが出来るのです。 ただし二度と地球に戻れないということが条件で。
訳者あとがきであるように、この本はハインラインの「宇宙の戦士」、ホールドマンの「終わりなき戦い」、そしてスコット・カードの「エンダーのゲーム」に連なる作品ですね。 またハードウェアとしては、映画「アバター」に通じるものがあります。 久々に面白く読めた正統派戦争SFですが、「ゴースト部隊」が編成できるのであれば、75歳の兵士を使わなくても良いのではと思うのですが…。
でもこれは面白い! 既に刊行済の2作目と3作目を、即発注してしまいました。
読書録 2010年05月 (3)へ続きます。
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この著者は1作だけ読んでいます。 それは「シャングリラ」。 凄い設定のSFでした。 その後、彼の著書は読んでいませんでしたが、このたび本屋で手にとったのがこの本です。
沖縄の村に祭られているもの、それは六十年前に帝国陸軍が設置した九六式カノン砲。 戦後、見事に復興を遂げたこの村を守るのは、巫女のマカトオバアを中心とした老人3人組。 しかしその村に破滅の危機が迫る。 それに対抗するのは老人達の孫3人組。 というわけですが、なぜ米国がお宝を沖縄経由でフィリッピンへ送らなければならなかったのだとか、対空能力の無い九六式カノン砲で米軍の輸送機を撃墜できるのだとか、突っ込みどころはあります。
ジョン・スコルジー著の「老人と宇宙」です。
この世界の人類は、地球とコロニーに2分されています。 そして地球に住む人類は、75歳の誕生日を迎えると、コロニー防衛軍に志願することが出来るのです。 ただし二度と地球に戻れないということが条件で。
訳者あとがきであるように、この本はハインラインの「宇宙の戦士」、ホールドマンの「終わりなき戦い」、そしてスコット・カードの「エンダーのゲーム」に連なる作品ですね。 またハードウェアとしては、映画「アバター」に通じるものがあります。 久々に面白く読めた正統派戦争SFですが、「ゴースト部隊」が編成できるのであれば、75歳の兵士を使わなくても良いのではと思うのですが…。
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by verdy_coco_leon
| 2010-05-07 10:06
| 読書録