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シンガポール在住者の日記です。 メイントッピクはホーカーセンター(すなわちB級グルメ)の話題ですが、その他に毎日の食事メニュー、飼い犬、当地の戦争史跡、TOEIC受験等をアップしていきます。


by verdy_coco_leon
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読書録 (10)

今朝までに読んだのは4冊です。 全て蔵書を読み直したものです。

梨木香歩著の「家守奇談」です。 これは好きな本で、今まで数回読み直しています。 怪異がことが起こっているのですが、主人公である綿貫の周囲の人たちはそれを怪異なこととは思わず、綿貫もおかしいなと思いながらも受け入れていきます。 なんとも不思議な雰囲気を持つ作品です。
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これも同じ著者の「村田エフェンディ滞土録」です。 トルコに留学していた主人公村田の一人称で書かれたもので、前述の「家守奇談」と最後に繋がります。 これも独特な雰囲気を持った小説ですが、その雰囲気の濃度は前者の「家守奇談」が勝っています。 同じ著者の他の著作も以前読んだのですが、実はどうも肌が合いませんでした。 梨木さんの著作で好きなのは、ここで紹介した2作だけです。
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ケン・フォレット著の「レベッカの鍵」です。 ドイツ軍のロンメル将軍がエジプトのカイロを脅かしていた頃の話で、ドイツ軍のスパイと英国軍の軍人との戦いを描いたものです。 事実をもとに書き起こした小説で、著者の得意分野ですね。 まあまあ面白く読めましたが、筋に若干の粗さがありますし、細かなところに私の嫌いな描写があり、私としてはそれほど高く評価は出来ない小説です。
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最後に、フィリップ・ワイリーとエドウィン・バーマー共作の「地球最後の日」です。 1951年に作られた同名の映画の原作としてあまりに有名ですね。 「ディープインパクト」の底本の1冊でもあるそうです(小惑星が地球に衝突する以外の筋立ては別物ですが…)。 1930年代に書かれた本なので、科学的におかしな部分が多々ありますが、それでも素晴らしい発想の、面白く読めるSF小説であるのには間違いありません。
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これらの本は、私は結構飛ばし読みしてしまうのです。 だから読み終わるのが早いのですよね~。 最初の「家守奇談」だけはじっくりと読みましたが、これは短い小説なので半日で読了しましたし。 休みの日であれば、1日2冊は読めますね。

外の雨ですが、すぐに降り止むと思ったのですが、本降りになってしまいました。 今の季節は雨が少ないはずなのに、本当に最近のお天気は異常ですね。


最後まで読んでいただきありがとうございます。
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by verdy_coco_leon | 2010-04-04 09:45 | 読書録